~長引くコロナ禍にて、経済的な困難にある小児がん経験者を支援~ プレスリリース配信
6/10(木)募集開始の「はばたけ!ゴールドリボン奨学金」2022年度生の募集について
本日マスコミ各社様向けのプレスリリースを配信しました。
【はばたけ!ゴールドリボン奨学金】
大学等進学を目指す小児がん経験者への支援を目的とした返還不要の給付型奨学金です。
月額4万円を卒業まで支援します。
【募集内容】
2021年6月10日~10月15日の期間で募集を行い、選考のうえ10名程度に給付します。
今回から現役・浪人を問わず応募することが可能です。支援を通じて奨学生自身の夢の実現や自立を
後押しします。
募集要項はこちら
【小児がん経験者への奨学金の背景】
日本では、年間2,000人~3,000人の子どもが小児がんと診断されています。治療法の開発により
今では70~80%以上治癒できるようになりましたが、治療を終えた小児がん経験者の約半数が
晩期合併症(治療の影響で起こる合併症や二次がん)により通学、進学、自立、就職に困難を抱えて
います。20歳以上になると小児慢性特定疾病などの医療費助成はなく、金銭面での負担が大きくなる
うえ、晩期合併症の影響で体力的にアルバイト等が難しい経験者も少なくありません。
さらに、親が看病のために離職したり、長期入院や治療のために家族が分離や離婚をしたりするなど
の問題を抱える場合があります。これまで当法人が採用した奨学生のひとり親世帯は63%にも
及びます。そこへ新型コロナウィルス感染症による経済活動への影響が追い打ちをかけています。
そのため、認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワークは予約採用型(入試前に採用を「予約」
し、合格後に決定)、かつ返還不要の給付型奨学金制度を行っています。
今後も私たちは、子どもたちの進学の夢とその先の自立を後押しすることで、小児がん経験者が
抱える社会的課題の解決に取り組んでいきます。
【奨学生数および少額金給付額推移(累計)】
2015年の本制度開始以降、奨学生数および奨学金給付金額は増加を続けています。
2021年度生は新型コロナウィルス感染症による影響もあり応募者数が大幅に増えました。
このうち新たに16名(うち支払い数14名)が採用され、2021年度奨学生は41名(全学年合計)と
なりました。
これまでの奨学生累計数は71名、奨学金給付額は累計で71,160,000円(2021年4月支払い時点)と
なっています。
取材の申し込みについてはこちらにご連絡をお願いします。
認定 NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク
担当 : 山崎・鵜飼・西岡 03-5944-9922 npo@goldribbon.jp
<プレスリリース>
https://www.goldribbon.jp/wp/wp-content/uploads/2021/06/プレスリリース_奨学生募集開始20210610.pdf