「働く意思があっても仕事に就くことが難しい」「晩期合併症について職場での理解が得られにくい」などの問題を抱えた小児がん経験者への自立支援として、当団体では支援企業様の「職場見学会」と「職場体験実習」を案内しています。
ゴールドリボンの就労支援を通して、これまで6名の方が就職につながっています。
仕事内容は、就職を希望する方の経験や状況に合わせて、郵便物の開封、PC入力業務等などを任されます。
障害者手帳の有無は問いません。興味がある方は、まずは「職場見学会」にお申込みください。
参加申込はこちらから *問合せ内容に「職場見学会希望」と記載してください
◆参加条件 ・小児がん経験者の方(※障害者手帳の有無は問いません) ・東京都調布市まで通える18~40歳までの方 ◆見学先 一部上場保険会社における特例子会社 ◆場所 東京都調布市 (京王線 調布駅より徒歩3分) ◆見学先の事業内容 オフィスサービスに関する事業 *書類発送業務・郵便物の開封・仕分け業務、PC入力業務等 ◆見学会所要時間 1時間程度(実際の業務はありません。見学のみです) ◆見学日 希望の日程に合わせて支援企業と調整をします。 |
<注意事項>
※見学会に参加した後、職場実習や実習先企業での就労を希望される場合はあらためて面談や選考があります。
※見学先企業へ直接のお問合せはできません。必ず当団体に連絡をしてください。
<問合せ先>
認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク 担当:山崎
TEL:03-5944-9922
メール:npo@goldribbon.jp
<就職された先輩の声 2017年就職 Yさん>
私は小学六年生の時にがんに罹患し、晩期合併症もあって、高校生の頃から入退院と手術を繰り返していました。
入院・手術なしで過ごせる年もありましたが、いざ社会へ出ようとすると、同世代の元気な人のようにテキパキと動くことができず、レジ打ち等のアルバイトもどんなに急いでも周りのペースに追いつけませんでした。
おまけに身体の急変のリスクと隣り合わせのため、なおさら安定して働き続けることは難しく、『私は一生働けないのではないか』と、人生を悲観していた時期もありました。
その時、小児がん経験者の仲間からゴールドリボンネットワークの就労支援のことを教えてもらいました。問い合わせの結果、A社の事務職の就労を橋渡ししていただき、正社員として入社が叶いました。
A社は入社後のサポートも手厚く、どうすれば正確性や集中力を高められるか、一緒に考えながら業務を進めてくださいます。どんなことでも相談しやすい、和やかな雰囲気の会社です。
入社後も二次がんで入院・手術を受けましたが、退院後に会社という帰る場所があるということが、闘病生活の大きな励みとなりました。今は大変恵まれた環境のなかで仕事をすることができ、とても幸せです。