クリニコ出版/2021年9月15日 初版発行
JCCG長期フォローアップ委員会、長期フォローアップガイドライン作成ワーキンググループ(編)
前田尚子(責任編集)
小児がんの治療成績の向上とともに小児がん経験者が成長し成人するようになった一方で、がんそのものや治療に起因する晩期合併症が多くに見られます。重篤な例や複数の合併症を有する例が少なくないことが明らかになり、長期フォローアップが重要とされています。
本書は、小児がんの患者さんが日本のどの施設においても同じように長期フォローアップが受けられることを目標に、小児がん治療や合併症治療に携わる診療科の医師、看護師、心理士、ソーシャルワーカーなど多職種の専門家からなる執筆グループで作成しました。豊富な臨床経験と科学的根拠をもとに、治療後をサポートするガイドです。
本書は、当法人の事業『小児がん経験者の生活の質向上のための支援』および『小児がんに関する情報提供』に資するため、出版に当たり費用の助成をしています。